アイコスを吸っていて気になるのが「ホルダー内部のヤニ汚れ」
ある程度は清掃すれば取り除けますが、加熱ブレードにこびりついた焦げカスはどうしても綺麗にできない!
1~2箱吸ったら掃除をしなくちゃいけないのも面倒ですが、忘れていると汚れが内部で固まってしまいホルダーが浮き上がってチャージャーのフタが閉まらない… なんてことにもなりますよね。
アイコスはホルダーとチャージャーがワンセットになっていますから、フタがしっかりと閉まっていないとホルダーの充電がされず、いざ吸いたいと思って取り出しても赤ランプで困ることが良くあります。
こんな不満を解消したアイコス互換機が遂に発売されました!
その名も「Wand(ワンド)2.8」
実際に使ってみましたので、使い方とともにレビューをしていきます。
Wand2.8とは?性能と特徴
Wand2.8はいわゆる「アイコス互換機」と呼ばれるデバイスで、ヒートスティックがそのまま吸えるように設計されています。
どのデバイスもアイコスユーザーの不満を解消すべくつくられた、いわばサードパーティ製品で価格・性能ともに優秀なものばかりです。
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代表的な機能として、
- ヒートスティックを連続で吸える
- 一体型で扱いやすい
- (デバイスによっては)加熱温度切替が可能
といったものが挙げられます。そんな中Wand2.8は他のアイコス互換品とどのような違いがあるのでしょうか?
自動クリーニング機能
Wand2.8の特筆すべき機能は、なんといっても「自動クリーニング機能」が付帯されているところで、これは他のデバイスには(今のところ)見当たらない機能です。
フル充電時に使用でき、ヒートスティックを加熱させるよりも高温になることで残りカスを燃やしてくれます。
アイコスに代表される加熱式たばこは「低温加熱によってタールなどの有害物質発生を抑制」していますが、これが仇となり本来燃えてなくなってしまうはずの焦げカスが、内部にこびりついてしまいます。
Wand2.8は「自動クリーニング」を搭載しており、アイコスのヤニ汚れによる不満を解消した新しいアイコス互換機です。
加熱部分が水洗いできる
ただ、これだけでは匂いや味に敏感な方には不満が残るかもしれません。というのも自動クリーニングだけでは完全に汚れは除去できないからです。
Wand2.8はこの問題も解決しています。
加熱部分はネジのように回すことで取り外すことができ、また発熱カップも取り出すことができて「そのまま水洗いが可能」です。
このようにフタの部分と中に入っているカップが取り出せます。
アイコスは新品の状態で吸うと本当に美味しいと感じますが、いくら清掃しても使い古したアイコスだと新品の味は戻ってきません。これは加熱ブレードにこびりついた汚れが原因ですが、構造上完全に汚れを除去できないんですよね。
Wand2.8は加熱部分もジャブジャブ洗うことができますので、いつでも新品同様のフレーバーを味わうことができます。
Wand2.8の使い方
それではWand2.8の使い方について見ていきましょう。
操作はボタンひとつのみですが、押すタイミングや回数・長さなどによって機能を使い分けることができます。
- 電源オン、オフ:2秒以内に連続3回
- 温度モード変更:待機状態で3秒以内に連続5回
- 温度モード確認:待機状態で1.5秒以内に連続2回
- バッテリー残量:待機状態で0.3秒以上長押し
- 自動クリーニング:長押し後3秒以内に連続8回
基本的には簡単操作ですが、2の温度モード変更と5の自動クリーニングはやたらと連打を求めてきます。これは誤作動防止のためなので仕方がないですね。
Wand2.8の梱包物
中身は一通り揃っています。
- 綿棒:10本
- クリーニングブラシ
- USBケーブル
- 説明書
他にも発熱カップは別売りもされています。
Wand2.8の使用レビュー
それでは実際に吸ってみた感想です。
起動はかなり早い
パワーオンにしてから実際に吸えるようになるまでは約10秒ほどで、グローのように30秒以上待つようなことはありません。
2000mAhの大容量バッテリーなので加熱が終了するまで非常にクイックで好感が持てます。
同様のバッテリー容量があるのは、アイコス互換機ではイーフォス(EFOS)ですね。
差込口のサイズはちょうどいい
3D加熱方式を採用しているので加熱ブレードはありません。ヒートスティックを入れる差込口のサイズが合っていないと緩くなって脱落してしまうことがありますがサイズはピッタリ。
かといってキツイわけでもないので、違和感なく使うことができます。
味はマイルド系
左がアイコスで吸った後の吸い殻、右がWand2.8のものです。
アイコスはブレード周りだけ黒くなっているのに対し、Wand2.8は全体的に黒くなっているのが分かると思います。均一に加熱されている証拠ですね。
1箱ほど吸ってみましたが味にブレはなく、(低温モードであれば)ドローも弱く、アイコス同等のマイルドさを味わうことができました。
3種類の加熱モードも試してみましたが、中温モードと高温モードの違いがいまいち分かりづらいのが難点です。
アイコスの味を求めるなら低温モード・紙巻きたばこの味を求めるなら高温モードといった感じです。
電源オフまでの時間が短い
Wand2.8は「13回パフ(吸引)または3分30秒で電源オフ」といった設定です。
他のアイコス互換機と比べると短くちょっと物足りなさを感じてしまいますが、そのまま連続して吸うことも出来ます。
Wand2.8のメリット・デメリット
使ってみた分かったWand2.8のメリット・デメリットです。
Wand2.8のメリット
代表的なメリットは以下の通りです。
- 自動クリーニング機能
- 発熱カップが水洗いできる
- 一体型で連続吸いができる
- 3段階の加熱モード搭載
加熱モードに関してはわざわざ3つに分ける必要があったかな?と思いましたが、たまにドローの強いたばこを吸いたい時に良いですね。
Wand2.8のデメリット
反対にデメリットは様々な機能を付けたことによって消費バッテリー量が増加した結果、弊害として表れたものばかりです。
- パフ回数、時間が短い
- フル充電で13本までしか吸えない
- 126gと一体型にしては重い
色んな機能が楽しめて良いんですが、詰め込み過ぎた結果このようなデメリットも追加されてしまいました。
重さに関して、アイコスは本体120gですからあまり変わりませんが、他のアイコス互換機が軽すぎるので気になるところではありますね。
その他アイコス互換機の特徴
ここまでをまとめると、Wand2.8は
- クリーニングが容易、新品同様の味を楽しめる
- 機能を付けすぎたことによるデメリットも
といったところです。アイコスのヤニ汚れで味が落ちるのが嫌な方におすすめのデバイスといえるでしょう。
他にもアイコス互換機は色んな種類が出ていますが、特徴を箇条書きにしてみると以下のようになります。
■本体価格を安く抑えたいなら「アイバディ(i Buddy)」
■コスパ重視なら「ファイヒット(FyHit CS Pen)」
■総合的に高評価のデバイスは「イーフォス(EFOS)」
今回Wand2.8が登場したことにより「常に綺麗な状態で吸いたいのならWand2.8」ということになるでしょうか。
以上、新しいアイコス互換機「Wand(ワンド)2.8」のレビュー・紹介でした。他にも以下のランキングで紹介していますので参考にしてみてください。