近ごろ人気を集めている電子タバコ。
中でも有名なのが「プルームテック(Ploom TECH)」「アイコス(IQOS)」「グロー(glo)」ですね。
今までは普通の紙巻タバコを吸っていたけど健康に気を付けたい
タバコの煙が周りに迷惑をかけて肩身が狭い
といったユーザーから支持を受け、電子タバコの市場シェアは20%ほどにまで膨れ上がっています。
とはいえまだ4人に1人ですからね、これから電子たばこ市場はますます広がっていくでしょう。
では、これから電子タバコを始める方はプルームテック・アイコス・グローのどれを選べばよいのでしょうか?
それぞれの特徴と違いをまとめてみましたので、購入の参考にしていただければ幸いです。
【プルームテックとは?】
プルームテックは2016年3月に発売された「たばこベイパー(Tabacco Vaper)」に分類される電子タバコで、JT(日本たばこ産業)から販売されています。
たばこベイパーとは火を使わずに電気の力でタバコ葉を加熱して、そこから得られる蒸気を吸うものを指します。
たばこベイパーには2タイプあり、タバコ葉を直接加熱するタイプと、リキッドを加熱して得られた水蒸気をタバコ葉に通すタイプがありますが、プルームテックは後者のタイプです。
プルームテックの使用方法はとても簡単で、専用のバッテリーを充電しカートリッジと「たばこカプセル」を装着すれば準備OKです。
吸うと自動的にスイッチが入り、タバコ葉の成分を含んだ蒸気が発生します。
そして吸うのを止めると電源が切れるので、バッテリーの充電池自体が切れない限りは、また後で吸うことができます。
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たばこカプセル1個につき50パフ(吸引)できるので、 吸い方によっては経済的に使用することができます。
【アイコスとは?】
国内電子タバコブームの火付け役となったアイコスは、タバコを低温加熱処理することで有害物質を9割カット(公式サイトによる)に成功した加熱式電子タバコです。
いま日本で一番売れている電子タバコで、少し前の情報ですがすでに国内300万台以上の出荷を記録しています。
いち早く全国展開を手掛け、いまやコンビニだけでなく主要な空港・ドンキホーテなどでも購入が可能で、消費者にとって身近な存在となっています。
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健康被害が抑えられるといった評判だけでなく、吸いごたえも従来のタバコにかなり近くユーザーの満足度が非常に高いですが、「連続で吸うことができない」「ホルダーとチャージャーが別々」など最近は少しずつ不満も聞かれるようになり、 それを汲み取った他社が「アイコス互換機」なるものを販売しています。
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【グローとは?】
BAT(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)社から発売された加熱式電子タバコで、アイコス同様にタバコ葉を低温加熱する仕組みですが、大きく違うのは「連続で吸える」「本体が一体型である」ことです。
アイコスに続きグローも全国展開をしており、コンビニで購入が可能となっていますが、デバイス本体は売り切れ状態が続いています。
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プルームテック・アイコス・グローの比較、違い
これら電子タバコは、仕組みは違うものの火を使うわけではありません。
そのため灰や煙が出ず、気になるにおいもそれほど発生しないことと有害物質のタールの発生が大幅にカットされるのが、たばこベイパーの最大のメリットと言えます。
どれが一番良いというのはないので、あとは好みや使い方に応じて検討すれば良いですね。
参考までに以下の項目でそれぞれの比較をしてみます。
価格・コストパフォーマンス
電子たばこを始めるには、タバコを加熱させる本体(デバイス)が必要になります。そしてもちろんタバコ葉(またはカプセル)も必要ですね。
それぞれの本体・タバコ価格は以下の通り(定価です)。
- プルームテック:本体4000円、たばこカプセル460円
- アイコス:本体10,980円、ヒートスティック460円
- グロー:本体8,000円、ネオスティック420円
こうやってみると導入コストは「プルームテック>グロー>アイコス」の順で高くなります。
次に1箱あたりのパフ回数を比較してみます。
- たばこカプセル:250パフ
- ヒートスティック:280パフ
- ネオスティック:200パフ※
※グローはパフ回数に制限を持っておらず3分間の吸引となりますが、1本あたり10パフ前後が平均となります。
パフ回数に関しては「アイコス>プルームテック>グロー」の順番です。
味・フレーバー
なんといっても気になるのがタバコの味ですね。
とはいっても実際の味は個人的な主観となってしまいますので、ここではそれぞれの会社が販売している紙巻きたばこの主要銘柄を参考にしてみます。
- プルームテック:販売はJT社
- アイコス:販売はPM社
- グロー:販売はBAT社
となります。
- JT社:メビウス(旧マイルドセブン)・セブンスター・キャスター・キャビンなど
- PM社:フィリップモリス・ラーク・マールボロなど
- BAT社:ラッキーストライク・ケント・クールなど
これまでどの銘柄の紙巻きたばこを吸っていたかによって、すんなりと味が受け入れられるかどうかが決まります。
ただこれに関しては「慣れ」な部分も非常に大きいですね。
入手しやすさ
実は意外と重要なのがこの項目。
喫煙者にとってタバコは切っても切り離せないものですから、いざタバコが切れた時に購入できる場所がないというのは致命的です。
アイコス・グローはすでに全国展開を果たしているので、たばこ自体はコンビニで簡単に入手できます。
プルームテックはたばこカプセルの販売が限定されており、全国展開まではもう少し時間がかかりそうです。
付属品の多さ
どの製品にも言えることですが、人気が出るとそれにあやかって正規ではない付属品が多数発売されます。
アイコスでいえば
などなど多岐に渡った商品の開発がなされていて、付属品は相当な種類に上ります。
デバイスは常に持っているので段々と愛着が湧いてきます。そんな時に自分好みにカスタマイズできる環境があると嬉しいですよね。
付属品の多さでいえば「アイコス>グロー>プルームテック」となるでしょう。
参考までにプルームテックとグローの付属品も載せておきます。
★プルームテック
★グロー
シールやケースはかなり多くの種類があるものの、その他付属品はあまりありませんね。
プルームテック・アイコス・グローの比較まとめ
同じたばこベイパーに分類されるプルームテック・アイコス・グローですが、水蒸気を発生させる仕組みが違うことにより、もし「よりタバコらしさ」を求めるなら今のところアイコスに軍配が上がるのではないかと個人的には感じています。
ただ、それぞれ味には特徴がありますので、前述した通り「これまで吸っていた紙巻きたばこの銘柄」を販売していた会社が出している電子タバコを選ぶというのもひとつの手ですね。
いずれにしても「有害物質であるタールが大幅にカット」されても身体への影響が完全になくなるわけではありませんので吸い過ぎには注意しましょう。
そのことを十分認識したうえで「ご自身に合ったもの」を選ぶようにしてみてください。